FISHING INFORMATION

知って楽しい!釣りの知識や道具、料理、アウトドアなど、番組にちなんだ情報を紹介します!

Vol.57 100匹釣る=束(そく)釣り

ワカサギ
ワカサギ

一度の釣行で魚を100匹釣ることを「束(そく)釣り」と言います。
なぜ「束」と言われているのかご存知でしょうか?

元々は稲の数え方によるもので、稲を10本束ねたものを「1把(いちわ)」と呼び、1把を10本束ねたものを「1束(いっそく)」と呼んでいたことから釣り用語としても使われるようになりました。

ワカサギやハゼ、タナゴなどは数釣りが楽しめるため、その日の目標として、目安となります。
条件がそろわないとなかなか難しいですが、場所や状況次第では一日2束、3束・・・なんてことも。
プロの釣り師の方で一日に1000匹、2000匹以上釣った記録もあり、その場合10束、20束と言います。
たくさん釣るコツは、素早くアタリを見極めたり、エサを変えるなど、手返しの速さが重要なポイントとなります。
手返しの良さを意識しながら、まずは束釣りにチャレンジしてみてくださいね。

安達勇人

ちなみに、10匹以上釣ることを「ツ抜け」と言います。
これは「ひとつ、ふたつ、みっつ・・・」と数えていくと10の時に「つ」が付かなくなることから「ツ抜け」と呼ばれているそうですよ。
魚種によってツ抜けと束釣りを使い分けて、仲間同士で競い合って釣りをするのも面白いですよ!

Vol.56 代表的なイワシ3種類

サビキ釣りでたくさん釣れる魚種と言えばイワシですが、日本で食用とされるイワシは「マイワシ」「カタクチイワシ」「ウルメイワシ」の3種があります。

マイワシ

背は青黒く、腹は銀色、少し丸みを帯びた魚体をしています。
また、体の側面に黒い斑点があるのも特徴です。
マダイやマガレイなど、「マ」が付く名前の魚は代表種または一般種ということを指しています。
ほかの2種に比べ脂が多いためお刺身やお寿司で食べるのが人気。回転寿司のイワシはほとんどがマイワシと言われています。

カタクチイワシ

目が頭部の前のほうに寄っていて、口が目の後ろまで大きく開くのが特徴です。
また、下アゴが上アゴより極端に短く片寄って見えることが「カタクチ」の由来となっているそうです。
稚魚は「シラス」と呼ばれ、昔から私たちの食卓に並ぶ身近な魚です。
そのほかにもオイル漬けにした「アンチョビ」はイタリア料理やピザなどでとても人気です。

ウルメイワシ

大きな目がうるんだように見えることからその名前がついており、体に黒い斑点がありません。
口の先から尾びれまでキレイな流線型をしているのも特徴です。
脂が少ないため干物や塩漬けして干した「メザシ」などがお店に並び、加工しない状態ではあまりお店で見かけることはありません。

安達勇人

イワシは「魚へん」に「弱い」と書いて「鰯(いわし)」と読むようにとても繊細な魚なんです。
爆釣した時には氷締めにして持ち帰り、水を張ったバケツの中でぐるぐるかき回すとウロコが簡単に取れるそうですよ!
イワシの特徴を覚えてさまざまな食べ方で楽しんでくださいね!

Vol.54 釣り人のジンクス

釣りを長くしているとさまざまなゲン担ぎや、ジンクスを聞いた事はないでしょうか?

有名なもので「梅干しを持っていくと魚が釣れない」といったジンクスが存在します。
梅干しはもともと、食あたりを防ぐためにお弁当やおにぎりの具として入れられており、食べ物に当たらない→魚に当たらない→釣れないという話が広がったと言われていたり、釣りの神様として有名な恵比寿様が、実は酸っぱいものが苦手だからとも言われています。
またバナナにもジンクスがあり、その昔、大航海時代に冷蔵庫のない船でバナナは傷みやすく、他の食材までも腐らせてしまったりした事があり、バナナを避けるようになったと言われています。

ほかにも「大きなクーラーボックスを持っていくと釣れない」や「釣り場に入る時は必ず左足から」「釣り場のゴミを拾うと釣れる」「釣り中、電話に出た瞬間に魚がアタる」「猫が近くに居ると釣れる」など、たくさんのジンクスがあります。
信じるか信じないかは人それぞれですが、自分の中でこうすれば釣れるかも!というポジティブな気持ちになれる自分だけのジンクス、ぜひ探してみてくださいね。

安達勇人

ほかにも「初心者の方と一緒に釣りにいくと自分だけ釣れない」なんてことも言われているみたいです。
釣りまかでも時々目にする光景ですよね!慣れていない方のアクションが自然だから魚がかかりやすいんだとか・・・?
皆さんも釣りにまつわるジンクス、ぜひ教えてくださいね♪

Vol.53 意外と身近な魚「ボラ」

ボラ
ボラ

「ボラ」という魚、皆さんはどんなイメージをお持ちでしょうか?
ボラ目ボラ科に属している海水魚で、幼魚のときは河川の上流まで生息域を伸ばし、淡水・汽水域でも生きていけるのが特徴です。
また、市街地を流れる生活水路や河川にも入り込み、群れを成して生息していることがあります。
そのため臭いが良くないという印象がつき、食べられない魚として知られています。

かつてボラは、非常に肉厚でもっちりとした食感で、江戸時代の頃は高級食材として人気の魚でした。
成長につれて名前が変わる出世魚でもあり、成長やお祝いの席などでふるまわれたりしていました。
本来はとても美味しい魚のため、現代でも水質のキレイなところで育ったボラや、丁寧にさばいて下処理で臭みを抜けばお刺身でも料理でも美味しく食べられます。

日本三大珍味のひとつとして有名な「カラスミ」は、実はボラの卵巣を塩漬けして天日干しして作られたものです。
ほかの魚の卵と比べて卵の脂質が多く、塩気と濃厚な旨味、ねっとりとした味わいから「海のチーズ」とも呼ばれ、お酒のおつまみや、パスタやお茶漬けなど、さまざまな料理に加えて楽しむことができます。
いろいろな食べ方を試して、おいしさを発見してみてくださいね。

安達勇人

海だけでなく河川や水路でも釣れるなんて生命力の強さがうかがえますね!
本来はとても美味しいお魚ということで、今度釣れた時には下処理をしっかりして、味わってみたいですね!
でも、カラスミは・・・僕はちょっとだけ苦手です!(笑)

Vol.52 大チャンス!鳥山&ナブラ

船などで釣りをしている人にとって大チャンスな「鳥山(とりやま)」「ナブラ」はご存知でしょうか?

鳥山
ナブラ

イワシなどの小魚が海面から飛び跳ねたりする現象を「ナブラ」、その小魚を狙って鳥が群がる現象を「鳥山」と言います。
海の中の小魚の群れが、フィッシュイーター(サワラやカンパチなどの大型青物)に狙われて海面近くに逃げてきているため起きます。
ほかにも海面近くにいる小魚をフィッシュイーターが捕食する様子を「ボイル」、その時勢いよく水面から飛び出す様子を「ライズ」と言います。
ナブラはエサとなる魚、ベイトに対して使用され、ボイルやライズは捕食する側、対象魚に対して使用されます。

海の中には食い気のある青物が泳いでいて、鳥山やナブラが発生した時はそこが目印となり青物がヒットする確率が高くなる、つまりフィッシングチャンスと言われています。
チャンスと言っても、ナブラのど真ん中にキャストをすると群れ自体が散ってしまい、チャンスを逃してしまいます。
群れの進行方向の前や、向こう側に着水させて引いてくると青物ゲットができる確率が更に上がるかもしれません。
船での釣りは目の前の海や手元に集中する事も多いですが、周りを見渡して食い気の高まった青物を釣るチャンスを逃さないようにしましょう!

安達勇人

ナブラは、漁師が小魚が舞うような状態をみて「魚群(なむら)」と呼んでいたのがナブラの名前の由来だそうです。
小魚や鳥の群れをキャッチして大物を釣り上げてみてくださいね!
ナブラはイワシなど細長い魚であることが多いのでルアーも似せた形のものにするのがオススメですよ!

Vol.51 サイズで呼び方が変わる出世魚

成長するにつれて名前が変わる魚のことを「出世魚(しゅっせうお)」と言います。
出世魚と聞いて、どんな魚を思い浮かべますか?

地域によって呼び方や大きさは異なり、代表的な出世魚の「ブリ」は、関東地方では~20cmくらいでワカシ → ~60cmはイナダ → ~80cmはワラサ → 80cm以上はブリと呼ばれ、ほかにも「スズキ」はセイゴ→フッコ→スズキ、「ボラ」はハク→イナッコ→ボラ→トドなど、大きさによって呼び方が変わります。

出世魚の「ブリ」の呼び名

呼び方が変わるのは、漁師や料理人が成長により風味が変わる魚を区別するためだったり、江戸時代の頃、武士が出世や元服する際に改名していた慣例にならって出世魚と呼ばれるようになったと言われています。
また、出世=縁起が良いとして、お祝いの席で振舞われるようになったとされています。

私たちの生活の中にもマイワシやクロダイなど、複数の名前をもつ出世魚はたくさんいます。
お店などで見かける違う魚種だと思っていたお魚が実は出世魚だった!なんてことも。
気になった方は調べてみるとおもしろい発見があるかもしれません。

安達勇人

「出世」という言葉の通り「名前が変わるごとにおいしい魚」と言われているそうです。
名前が変わる=成熟しているという事なのでしょうか?
たしかにブリやスズキは美味しい魚、高級魚としても知られていますね!

Vol.49 いろいろ使える!魚の皮

サビキ釣りのハゲ皮
サビキ釣りのハゲ皮

カワハギはとても美味しく「エサ取り名人」という異名を持ちゲーム性の高さからも人気の魚種です。
その魚体にはウロコがなく、皮は紙やすりのようにザラザラとした独特な質感があり、切り込みを入れると簡単にはがせることができ、皮をはいでから料理することから、文字通り「皮はぎ」と呼ばれるようになりました。

サビキ釣りのハリについている「ハゲ皮(はげかわ)」は、カワハギの皮を乾燥させたのち研磨処理や着色をして作られています。
関西地方では「ハゲ」と呼ぶこともあり、そこからサビキ釣りの名前にもなっているそうです。
サビキ釣りに使われる皮はカワハギの皮だけではなく、柔らかくてしなやかなサバ皮、硬くて丈夫なナマズ皮などがあり、ハゲ皮はその中間の硬さで用途によって使い分けられています。

サメの皮のおろし板
サメの皮のおろし板

カワハギ以外にも、丁寧になめしたサメの皮を木の台に貼り付けたおろし板などがあります。
サメの皮は硬くて食べられませんが、非常に硬くキメの細かいサメの皮でおろしたワサビはねっとりとしたクリーム状になり、ワサビ本来のツーンとした香りが楽しめます。

フィッシュレザ―の製品 また、最近ではフィッシュレザ―と言って、マダイやスズキ、ブリなどの魚の皮から加工した革で作られた財布や、カードケース、スマホケースなどが誕生しているそうです。
丈夫で一つ一つ異なる鱗模様は美しく、私たちの生活に身近なものとして楽しまれています。

安達勇人

魚の皮は味が良いことが多く、よほど硬くなければ湯引きなどでも美味しく食べられますよ!
釣る楽しさだけでなく、見て楽しい、食べて楽しい、日常にも溶け込み、魚の可能性は無限大ですね!

Vol.48 江戸時代から愛されるハゼ釣り

葛飾北斎 画,風俗絵巻図画刊行会『隅田川両岸一覧 中』
葛飾北斎 画,風俗絵巻図画刊行会『隅田川両岸一覧 中』

ハゼは日本全国に生息している魚で、今から約200年ほど前、江戸時代の頃から長きに渡って親しまれ「江戸の釣りと言えばハゼ釣り」と言われるほどに愛されてきました。

遊びの釣りが発達したのは江戸時代になってからと言われていて、江戸幕府が成立し戦乱も減ったため時間に余裕ができた武士が手軽にできる遊びを暇つぶしのために始めた、目の前に広がる江戸湾には大小さまざまな洲、多くの魚介類が育ち、釣りがしやすい環境があった、などさまざまな要因があります。
江戸時代後期になると「だれにでもよく釣れる魚」として、武士のみならず、多くの一般民も陸や船からハゼ釣りを楽しむようになったそうです。

遊びの釣りは関西の方が古いと言われており、しかし、文化としては江戸で発展してきました。
富嶽三十六景で有名な浮世絵師、葛飾北斎も現在の東京にある隅田川で遊女たちが船から釣りを楽しんでいる様を描いていたり、喜多川歌麿も「沙魚釣舟」と、沙魚(ハゼ)がタイトルに付けられる作品が描かれるほど、注目されていました。
釣りは、文化として発達したからこそ現代でもその魅力は衰えず、今でも手軽に楽しまれたくさんの人に愛され続けていました。

安達勇人

ハゼは、秋分の彼岸が過ぎた頃のものを「彼岸ハゼ」、晩秋から初冬の頃産卵のため深場に移動してくるものを「落ちハゼ」と呼び、季語として俳句に使用されるなど、四季折々の自然が象徴される場面にも登場するんだそうです!
さまざまな場面でハゼが出てきて、いかに昔から愛されてきたのかが分かりますね!

Vol.47 潮見表で潮の動きをチェック

釣り人同士の会話で「今日は潮が動いていないから釣れない」など、潮の話を聞いた事はないでしょうか?
海釣りではエサや釣り場以外に、釣果に大きく影響すると言われているのが潮の動きです。

まず、潮の動きや、満潮・干潮の時間、海面の高さが分かる表の事を「潮見表(しおみひょう)」「潮汐表(ちょうせきひょう)」「潮位表(ちょういひょう)」などと言います。
潮汐とは、海面の潮位が約半日の周期でゆっくりと変化する現象の事で、潮位が高くなった状態を「満潮」、低くなった状態を「干潮」と言います。
また潮汐は、地球が月や太陽に引き付けられる力で起こり、24時間かけて一周回転する事から満潮・干潮は一日に2回必ず起こると言われています。

潮見表と活性チャンス

潮位が高くなっている時は、潮が手前に向けて入ってくるため、魚も手前に寄ってきていることが多いそうです。
さらに満潮の直前直後は特に魚の活性が高くなる時間で、その時間帯のことを「上げ3分下げ7分」という表現がよく用いられています。
上げ3分は干潮から満潮へ向かう時間の事で、全体を10とした時に潮が3分ほど満ちたころ、下げ7分は満潮から潮が引いてきた7分ほどのころを指します。
どちらもだいたい満潮・干潮の2時間前後くらいが目安で、魚の活性が高くなる時間帯となります。
海釣りをする際には潮見表で潮の動きをチェックして、釣りにのぞんでみてくださいね。

安達勇人

満潮や干潮の時間は地域によって異なるため、事前に「地名・潮見表」などで検索し、釣り場に合った潮の動きを確認するようにしましょう!
釣り場によってはその地域の潮見表がダウンロードできたり、最近では無料のアプリなどもあるみたいですよ!
満潮になると水位が上がり、足場が不安定になる事も多いので事前に調べて気を付けて釣りを楽しんでくださいね。

Vol.46 3大青物の見分け方

青物御三家と言われているカンパチ、ヒラマサ、ブリは同じ青物のため見分けがつきにくいですよね。
カンパチは体色が黄色みがかっており、頭に八の字のラインが入っているため判別がつきやすいですが、ヒラマサとブリはシルエットや体色などが似ていることから、一種類の出世魚として勘違いされることがあったり、スーパーなどでも間違ってラベルが貼られている事もあるそうです。

ヒラマサ
ブリ

ヒラマサとブリの見分け方はいくつかありますが、中でも一番見分けやすいのが胸ビレの位置です。
頭から尾ビレに向かって体の中央にある黄色い線と重なっているのが「ヒラマサ」、黄色い線の下に胸ビレがあるのが「ブリ」と言われています。

ほかにも平たくシャープな体型、胸ビレより腹ビレが長いのが「ヒラマサ」、
全体が丸みを帯びたボテッとした体つき、胸ビレと腹ビレが同じくらいの長さなのが「ブリ」なども見分けるポイントとなっています。
慣れないうちの判別は難しいですが、特徴を覚えておくといざ青物が釣れた時に判別ができ、釣りの事が分かっておもしろくなりますよ!

安達勇人

どの魚も美味しく人気ですが、それぞれに特徴があります!
カンパチは身がしまっていて、お刺身やカルパッチョなど、ブリは濃厚な脂で口に広がる甘みとねっとりした旨味が特徴でお刺身、ぶりしゃぶ、照り焼き、煮付けなどが人気です。
ヒラマサは、市場に出まわることが少ない高級魚で透き通った美しい身とさっぱりとした味が特徴でお刺身がオススメです。自分の好みの青物はどれなのか味比べしてみるのも良いですね!

安達勇人

FISHING INFORMATIONコーナー担当:安達 勇人さん

声優・俳優・アーティスト・さらには、いばらき大使としてさまざまなシーンで活動中の安達勇人さん。
実は声優・俳優界きっての釣り好き!
番組エンディング曲 「変身」も担当中♪


安達勇人オフィシャルサイト「ADACHI HOUSE」
https://adachiyuto.com/